自費出版からプロ作家へ――。 そんな例をご紹介します。
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プロ作家としてデビューするには どんな方法がある?
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プロ作家としてデビューする方法はいくつかあります。よく知られているのが、出版社などが主催する新人賞に応募する方法。最近では、SNSやホームページ、小説の投稿ページなどに掲載した文章が出版社の目にとまり、デビューするケースも増えています。そして意外と知られていないのが、自費出版からプロ作家デビューするパターン。出版社に売り込むにも、「出版の実績がある」ということはアピールポイントになりますし、自費出版した本が話題になれば、自然と商業出版の声がかかります。
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「デビュー作が自費出版」は、 決して珍しくありません。
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最近では、小学校入学前後の子供たちへのアドバイスをまとめた絵本『しょうがっこうがだいすき』が、わずか100部の自費出版をきっかけに商業出版され、ベストセラーになりました。著者はなんと小学2年生の女の子というから驚きです。また、イラストレーターのNaffyさんは、長編絵本『Mou』を個展と自費出版で発表したところ、編集者の目にとまり、商業出版されました。ほかにも、『リアル鬼ごっこ』が映画化された山田悠介さん、『氷の華』がテレビドラマ化された天野節子さん、自費出版出身の作家さんはたくさんいらっしゃいます。
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パレードブックスでも 映画化やマンガ化の例があります。
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葉田甲太さんは自費出版した『僕たちは世界を変えることができない。』が、向井理さん主演で映画化され、同時に原作本として小学館から商業出版されました。また、『e love smile ~いい愛の笑顔を~ memory.1』を出版した島田妙子さんは、新聞やテレビ番組で大きく取り上げられ、自費出版文化賞も受賞。その後、『虐待の淵で生き抜いて』『本当は怒りたくないお母さんのためのアンガーマネジメント』を商業出版したほか、最近ではご自身の経験が『虐めを待つ人』としてマンガ化されました。 前回の本づくり通信でも紹介した通り、売れれば自費出版の方が利益が大きくなることもあります。プロ作家を目指している方も、まずは自費出版に挑戦してみてはいかがでしょうか?
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