原稿執筆で行き詰まったら？

こんにちは。出版コーディネーターの深田です。
今年はここしばらくご無沙汰していた編み物を再開しようと思っています。短時間でできるコースターやポーチなどの小物が始めやすいのですが、気に入って購入したままのカシミヤの糸があるので、まずはマフラーをとデザインを思案中です。
今回の特集は「原稿執筆で行き詰まったら？」。実は編み物と文章を書くことはとても良く似ています。私の場合、編み物でも文章でも、行き詰まったらストレッチをしてみます。そうすると心身ともにほぐれて、うまくいかなかったことがすんなり進んだりするんですよ。特集の記事と併せて、ご参考いただけると嬉しいです。

ピンチをチャンスに！
原稿執筆で行き詰まったときの対処法。

「かなり書き進んだけど、これ以上筆が進まない…」「残りはあとがきだけだけれど、何をどう書けばいいか分からない…」「タイトルが思いつかない…」など、原稿執筆で行き詰まってしまった経験、ありませんか？やみくもに書き進めることで突破できることもありますが、まずは伝えたいテーマと構成を再確認してみましょう。伝えたいテーマがしっかりあれば、そのテーマを伝えるために不足している文章や要素が見えてくるはず。方針さえ定まれば少しずつ筆は進むことでしょう。

心に残っている本や一文、著名人の名言を読み返すのも効果的でしょう。特に文章表現に対して強いアンテナを張っている執筆時は、心にとどめた時とは感覚も違って新しい発見があるはず。インスピレーションを働かせるのにもってこいです。もちろん、新しい本に触れるために書店でのリサーチも効果的。「書けない時は読めばいい」と開き直って新しい刺激を受けることで息抜きにもなりますし、筆を進めるきっかけになること間違いなしです。

教本・文章指南書は、執筆前だけでなく執筆最中に読み返すことでも効果を発揮します。パラパラと読みながらでも、自分の原稿と見比べることができ、執筆のコツやルールを確認することが可能。テーマを伝えるために不足している文章も改めて意識することができるでしょう。パレードブックスの『ホンカク読本』はオススメの一冊です！
それでも原稿執筆を難しく思ってしまったり、不安が残ったりする方は第三者の目を入れることがオススメです。パレードブックスでも皆さんの原稿を大募集中ですので、ぜひこちらからご応募ください！

自分だけの1冊が作れる「ポケットアンソロジー」。

ポケットアンソロジーという本をご存じでしょうか。20頁ほどの短編作品が印刷された書籍の本文をリフィルとして購入し、専用のブックジャケットに製本することで、自分だけのオリジナルアンソロジー本が作れるという画期的な「本」です。作品リフィルは芥川龍之介、梶井基次郎、梅崎春生など著名な作家を中心に充実のラインナップ。短編小説入門者向けのスターターキットとして、選書されたリフィルとジャケットの同梱バージョンなども販売されています。好きな作品を集めて楽しめるのはもちろん、家族や友人へのプレゼントにもオススメ。気になる方は、田畑書店HPの作品一覧や販売店一覧をチェックしてください。