初めての出版で不安。他にはどんな人が自費出版しているの?

深田祐子

ご質問ありがとうございます。
今回は、東京の出版コーディネーター・深田がお答えします。
確かに出版って、初めてだと全然想像がつかないですよね。


どんな世代の人が多い?



20代から90代まで、本当に幅広い世代の方が本をつくられています。いまはご高齢の方もとにかく元気!中には入力作業やメールのやりとりが苦手で、お子さんやお孫さんに手伝ってもらうケースもありますが、たいていの方は1人で完成させてしまいます。本づくりには脳を若返らせる効果があるんじゃないか?と思ってしまうくらい、みなさん本当に精力的です。

年齢に関してですが、70代以上、いわゆる団塊の世代以上は男性の出版例が多いように思います。昔は「男が外へ出て働くもの」という風潮が根強かったですし…モノのない時代の中で、橋やダムを造ったり、今までにない商売を始めたりと、時代を動かすような経験をされてきた。そうした貴重な実体験があると、やっぱり書き残したいという気持ちも強くなりますよね。

比較的若い世代になると、そうした差はほとんどありません。本当にみなさん自由に表現して、積極的に活用されていらっしゃいますね。
※著者インタビュー「著者話」でも、男女比はほぼ半々。



何のために本をつくるの?

自費出版というと、将来の作家デビューを狙ってするものと思われがちですが、実はそういった方は意外と少ないんですよ。売りたいというより、自分の考えを広く伝えたいと仰る方が多いんです。

もちろんパレードブックスでも全国書店で販売可能ですが、「必ず売れますよ」という言い方をすることはありません。あくまで著者の思い通りの本、想像以上の本をつくるのが基本のスタンスです。ですので、とにかく売上重視!という方は、書店に棚をたくさんもっている大手の会社を選ばれるのもひとつの手です。
(当然、お値段もランクアップすることでしょうが…)

あとは、ここ2年ほどで法人からのご相談がかなり増えたように思います。本を営業ツールとして活用するだけではなく、本を出版することで、ある分野の専門家として見られるようになる。そんな「本の信頼性」が、ますます見直されてきているようですね。


出版の専門知識は必要?

パレードブックスに来られる方の8割はまったく初めてという方。本に関する用語も進め方も、1からご説明しますのでご心配は要りません。
※相談会予約フォーム

ただ、出版する上で1点だけ抑えておきたいポイントがあります。
それは「制作期間」。原稿が完成してから本ができるまでには通常3~4ヶ月ですが、そんなにかかるの!と驚かれる方が非常に多いんです。いつまでには本をつくりたい、記念日やイベントに合わせて出版したいといったご希望がある方は、ぜひ覚えておいてくださいね。

本を出版する上で特に時間が掛かるのは著者側の校正です。自分で何度も見返して、修正点を見つけていく。この作業は思った以上に回数がかかる方がほとんどなので、合わせて頭に入れておきましょう。

パレードブックスは1年間修正回数に制限はありませんので、そういった意味での心配は要りませんが…できるだけ早く本をつくりたいという方は、原稿持ち込み前にしっかりチェックしておくとスムーズです。


満足度の高い自費出版とは?

販売目的がメインになると、本ができあがったときは喜ばれるんですけれども、思い通りに売れなかった場合、どんどんテンションは落ちてしまいがち。1日200タイトル、月間5,000タイトルも本が発売される時代、本を売るのは想像以上に厳しいんです…。

自分の思い描いていた本がつくれた。亡くなった家族が残したものを、カタチにすることができた。つくった本をプレゼントしたら、喜んでもらえた。出版までのプロセスを楽しんで、本自体に愛着をもってくれる方ほど、満足度は高くなるのかなと思います。

【深田祐子】
東京支店勤務の出版コーディネーター。座右の銘は「小欲知足※」。
※欲張らないで与えられた現実の中で満足し、感謝して生きること。