色校正って何? どんな時にするべき?

下牧しゅう

こんにちは。出版コーディネーターの下牧です。
「出来上がった本を見たら思っていた色と違っていた」「人物の顔が赤すぎる」「料理の色がくすんでいて美味しくなさそう」…事前に色を確認しておかないと、完成本を見て残念な感想になってしまうかもしれません。どうしても納得いかない場合は、刷り直しということにも…。未然に防ぐにはどうしたら良いでしょうか、それが色校正です。

色校正って何?

色校正とは、実際の印刷の仕上がりが表現したいイメージを再現できているか、色の認識が違っていないかを、すべて印刷してしまう前に確認するための試し刷りのことです。色校正を見て思いどおりの色になっていなければ、表現したい色に近づけるべく調整していきます。

なぜ色校正するの?

印刷の元データをパソコンのモニタで見ているとき、その色がそのまま印刷されてくると思ってしまっていませんか? また、プリンタ出力は同じ「印刷」だから、このとおりの色になると思ってしまっていませんか?

パソコンのモニタはそもそも印刷ではありませんし、家庭用・会社用プリンタと印刷会社の印刷では機械も用紙もインキも違うため、結果、色味は異なります。

仕上がりの色がイメージと違うと、完成度への不満や不具合から刷り直しにもつながります。そうなると、費用も納期も余分にかかります。イイコトないですね…。 そういったリスクを避けるため、実際の印刷と近い条件での試し刷り、「色校正」が推奨されるのです。

色校正の種類

色校正には、本機(ほんき)色校正と本紙(ほんし)色校正、簡易色校正の3つの種類があります。それぞれの特長をご紹介します。

●本機色校正
実際に使用する印刷機、用紙、インキでの試し刷り。3つの色校正の中では一番高額ながら、本刷りと同じ状態にするため、100%に近い再現性。

●本紙色校正
実際に使用する用紙での試し刷り。本紙校正専用の印刷機械を使用。本機色校正よりは安いものの少々高額。実際の仕上がりに近い状態で色の確認がきるけれども、本機色校正ほどの再現性はない。

●簡易色校正
簡易色校正専用の出力紙、インキ、印刷機械を使用。3つの色校正の中では一番低コスト・短納期がメリットではあるものの、色の再現性はあまり高くない。


写真集や絵本、図録、料理本、旅行本などの多色刷りでは、イメージの再現性が重要視されますので、色校正せずに印刷・製本を進めるのは、大きな賭けになります。色校正で事前に確認して、納得できるまで調整できたら安心ですよね。

オススメは本機色校正

パレードブックスでは、精度の高い本機色校正をオススメしていますが、どの色校正が適しているかは印刷物の種類や内容、予算を考慮してお選びいただけますので、お気軽にご相談ください。

本格タイプ価格表 絵本・写真集(小)「色校正・PP加工」

本格タイプ価格表 絵本・写真集(大)「色校正・PP加工」

普通の文芸書でも表紙カバーはカラー印刷になります。本の顔である表紙もまた、色校正が重要です。表紙カバーは印刷の上に傷や汚れ防止のためにPP貼りなどの表面加工を施しますが、パレードブックスでは色校正のときに表面加工あり・なしの両方を確認することができます。

表紙カバーの色校正で、本文ページの色を予想することもできますので、予算が厳しいときは表紙カバーだけを試すという方法もアリかもしれません!
     

【下牧しゅう】
パレードブックス出版コーディネーター。東京勤務。