1. ホーム
  2. 著者の声
  3. 著者話
  4. 10「のんばーばるコミュニケーションの花束 ~一輪の幸せの花をあなたの暮らしに~」「暮らしの中ののんばーばるコミュニケーション ~小さな幸せを取り戻すために~」東山安子さん
東山安子さん

10「のんばーばるコミュニケーションの花束 ~一輪の幸せの花をあなたの暮らしに~」
「暮らしの中ののんばーばるコミュニケーション ~小さな幸せを取り戻すために~」東山安子さん

「のんばーばるコミュニケーションの花束」「暮らしの中ののんばーばるコミュニケーション」

ジャンル:エッセイ  発行:2015年11月

「のんばーばるコミュニケーションの花束 ~一輪の幸せの花をあなたの暮らしに~」※6人による共著

ノンバーバル(=非言語)コミュニケーションの入門書。表情、ジェスチャー、距離、服装、年齢差や文化的な背景…。人は言葉の他にも、多くのメッセージを送り合っている。本書では6人のスペシャリストが、その奥深い世界を語る。

ジャンル:エッセイ  発行:2015年12月

「暮らしの中ののんばーばるコミュニケーション ~小さな幸せを取り戻すために~」

ノンバーバルコミュニケーションを40年に渡り研究・指導した第一人者の、集大成となる1冊。海外での実体験や、影響を受けた本を紹介しながら、感性を磨くことの大切さを説く。読んだ後はきっと、身近な幸せに気づけるはず。

見た目も内容もとことんこだわった宝物。
費用も労力も分担でき、喜びも分かち合える共著はオススメです。

Parade Books 共著と単著をほぼ同時期に出版されましたが、本をつくったきっかけを教えてください。
著者 大学院で教えていた5人の院生たちと自主ゼミを始めて、定期的にワークショップを行ってきました。その活動も4年目に入って、「本を書かない?」という意見が自然に上がったんです。みんなとても反応がよくて。やっぱり自分たちの活動を発信したい、歩みを作品にしたいという気持ちがあったんでしょうね。
その共著本とは別に、単著のほうも同時進行で計画しました。私が書きたいことは、共著ではとても入りきらないほどありましたから。
Parade Books 最初から自費出版を考えられていたんですか?
著者 とにかく内容も書き方も、自分たちで決めたかったんです。広告や販売も出版社に全部任せるのではなく、草の根の活動をして、対面で本を手渡すのが自分たちらしいな、と。表紙の写真、紙の色、文字の大きさ、スペースの入れ方、画像の配置…。本づくりには、これまでの活動で培った観察眼が大いに反映されると思っていました。
Parade Books 自費出版の会社に絞って、出版社を探されたんですね。確か恵比寿の東京支社にいらっしゃったときには、まだ原稿がなかったように記憶しています。
著者 みんな思い立ってからは行動が早くて(笑)。原稿もないうちから、リサーチして出版社を回りましたね。条件としては、6人で打ち合わせできるスペースがあるかどうか。ネットのやりとりだけで完結させるのではなく、担当者と実際に顔を合わせて、話し合えるところがよかったんです。パレードブックスさんはオフィスもありますし、これまで出版された本を手にとって参考にできるので、最初から好印象でした。あとは共著メンバーの1人が大阪在住なので、大阪にもオフィスがあるというのも好都合でしたね。
Parade Books 選んでいただき、ありがとうございます(笑)。それから原稿をまとめられるまでには、だいぶ期間がかかりましたが。
著者 書くことにはむしろ十分に時間をかけたいと思っていました。自分の想いを文章にするプロセスが大切だし、それを楽しんでもらいたいと思って。年に4回開いていたワークショップの度に、書きためた原稿をお互いに読み合い、コメントを出し合いながら書き直すのを何度も繰り返しました。
Parade Books みなさん全員で「本の書き方 文章セミナー」にも参加していただきましたよね。過去最高クラスの参加人数になったので、すごく印象に残っています(笑)。
著者 文章についても、直接質問してアドバイスを受けられるのはありがたいですね。話しながらじゃないと気づけないことも多いですから。
最終的に、オプションの「しっかり校正プラン」を使うかどうかは各自の意思に任せました。自分の本は「自分の言葉」で書いてほしかったし、すべて自分でチェックするのも大事。一方で、せっかくみんなでつくる本なので、自分の文章が変じゃないか?と不安になる気持ちも分かりますし。
Parade Books 原稿が揃ってから、本が完成するまでの作業はいかがでしたか?
著者 何事も実際にやってみないと分からないもので、表紙デザイン、帯や袖の色…と工夫の余地はたくさんありましたね。その都度、すごく細かいところまで要望を出したかと思いますが(笑)。全部応えてくださって助かりました。1年間いくらでも修正していいなんて、他のところではありえないですよ。
ひとつの「本づくりワークショップ」として、メンバーみんなで楽しめました。納品されたときは、みんなで感激しながら連絡を取りあったのを覚えています。
Parade Books 喜びを分かち合えるのも、みんなでつくる良さですね。それでは、単著についても聞かせてください。東山さんご自身は2冊目の執筆となりましたが、大変ではなかったんでしょうか?
著者 共著と単著はセットで出したいと思っていましたし、みんなのやる気に引っ張られたところもありますね。1人で「いつか出そう」なんてじっくり進めていたら、こんなに早く出せなかったかもしれません。
Parade Books すごく書き慣れている、ご自身の文体が完成されている印象でした。
著者 そうでしょうか(笑)。私は研究職なので、これまで専門書ばかり読んできました。それがライフスタイルを変えて、本を読む時間が取れるようになって。ここ10年は本を読み放題。それも堅い内容のものではなく、著者の個人的な考え方や生き方が書かれているエッセイを選んで読むようになりました。そんな時間を経て、いつのまにか自分の文章ができあがっていたのかもしれませんね。
Parade Books 2冊の本は、それぞれどのように活用されているんでしょうか?
著者 共著は個性的な活動をしているメンバーたちの自己紹介的な本で、セミナーを開いた際に、活動紹介の一環としてPRしています。単著の方は最初からノンバーバル・コミュニケーションの真髄を伝えるためのテキストとして使っていこうと決めていました。
つくってから分かったことですが、本はいろいろ使い道がありますよね。プレゼントとしても喜ばれますし。いま思えば、もう少し部数を増やしておいてもよかったかもしれません。メンバーの手元にもほとんど残っていなくて…まあ、次はそれぞれが「自分の本」を書いてほしいと思っています。そうなってこそ、今回の「共著のための本づくりワークショップ」が生きることにもなると思うので。
Parade Books その時はぜひ、6巻組セットでお願いします(笑)。
著者 そうそう!私も、みんなにそう言ってるんですよ(笑)。
Parade Books 単著の方はパレードブックスで売り切ったあと、縁あって、お住まいに近い出版社(銀の鈴社)で再版をされたとお聞きしました。しかも谷川俊太郎さんが帯を書かれたとか。
著者 絵本や詩の本を多く手がけている出版社で、担当者を通じてお願いする機会があったんです。詩は言葉ですが、目に見えない部分を掴んで表現するもの。ノンバーバルコミュニケーションの意味するところととても近いんです。谷川さん自身も本を読んで、私の想いに共感してくださったようで、帯文を寄せていただくことになりました。
Parade Books 本を出すと、予想もつかない展開がありますよね。その他の読者の方の反響はどうですか?
著者 いろんな発見があったという声をもらいました。ノンバーバルコミュニケーションというのは、誰しも感じているけれど、意識しないと見えないこと。本では親しみを感じてもらうために「のんばーばる」とひらがな表記にしていますが、今後もこの分野をたくさんの人に広めていきたいです。
Parade Books 最後にあらためて、本づくりの魅力を伺えますか?
著者 私は過去にも本を出したことがありますが(『日米ボディトーク 増補新装版: 身ぶり・表情・しぐさの辞典』三省堂)、内容には研究者として責任をもっても、装丁などは出版社の方にお任せしていました。パレードブックスさんでは原稿づくりから校了まですべて関わって、デザイン面でも自分たちの意見や要望を出していける。多くの発見があって面白かったです。
共著なら、海外旅行へ行くくらいの費用で本が出せる。自分の宝物ができて、国立国会図書館にも置かれるわけですから、すごく有意義だと思います。共通のテーマに賛同する人たちが集まって、何人かで出版されるのはオススメですね。

東山安子(とうやま やすこ)
東京生まれ。日本女子大学大学院・コロンビア大学大学院・シカゴ大学大学院修了。大学の教壇に25年立ち「非言語コミュニケーション」「異文化コミュニケーション」を教える。湘南に越して11年。スローライフ・ナチュラルライフ・シンプルライフ・エコライフを楽しんでいる。
現在、INVC暮らしとアートの研究所代表。
INVC暮らしとアートの研究所

PageTOP